/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

週末の話(1)つくばスポーツフェスティバル2014

さきの週末は金曜の夜に飛んで、たっぷりと観戦その他にいそしんだ。移動距離も、前回ほどではないがそこそこ。

関東の大学リーグを今季一度は見たいなぁと思って、日程が出てからいつ行くかを検討していたところ、この週に表題のイベントがあるというのと、土曜日の1部開始時刻が14時であるというのとで、さきの週末に照準を合わせたのである。

つくばスポーツフェスティバルは、市制27年目*1つくば市が初めて開催したというイベント。9月20日、メイン会場はつくばカピオ
オープニングイベントでは、この日招かれた5チーム(つくばロボッツ=バスケットボール、つくばユナイテッドSun GAIA=バレーボール、つくばFC=サッカー、F.C.Avanzareつくば=ブラインドサッカー、Dance Association Seeds=ダンス)が順に紹介された。
10月11日にカピオでNBL開幕戦を迎えるつくばロボッツは、正面に一列に並んで挨拶。お髭のひとはやっぱり多めだがおかださんすっきり。

サンガイアは、予めネットが張られたコートでデモンストレーションしながら入場。ただし、U14ジュニアユース女子のヤングバレー選手権引率だの、Vリーグの研修だの、その他?だので、若干人数は少なめ。


つくばFC(女子)。胸スポンサーにICHIHARAとある。

教室・交流会に参加するこどもたちともども、一斉に準備体操を。体操のおにいさん(?)はサンガイア・平尾さんで、傍らでともに体操に参加するのは市原つくば市長。

市内プロチーム等指導による教室・交流会

教室・交流会については、当初は午前・午後に分かれての開催を予定していたが、統合して午前中に集中しての開催となった。わたしは併設されたホールで開催される講演会、パネルディスカッションへの参加を予定していたので、開会式の後、それが始まるまでの時間で慌ただしくアリーナに注視していた。
教室は2部構成。参加者が申込時に第1希望、第2希望を記入し、前半は第1希望の、後半は第2希望の場所に参加することになっていたもよう。アリーナは2つに分けられ、バスケットとバレーがおこなわれていた(サッカーは屋外)のだが、前半はバスケのほうが人多め。バレーの参加者は、既にけっこう顔見知りな方が多かったりするのかと邪推。いきなりドッチボール風のアップで選手と参加者が打ち解け合っていた。おお、そうやって心を掴むんだなぁという感じで。
[あれ?8番?]

時間になったので、後ろ髪をひかれつつもホールへ。ホールのプログラムは二本立て。

スポーツのまちつくば推進記念講演会

講演会開会前に市原つくば市長の挨拶。つくば市内に総合運動公園をつくろうとしているという、その推進に関する件がメイン(参考:http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/14214/16349/016634.html)。早くも、5年後の茨城国体での体操競技で、アリーナの使用が内定している由。

講演会「総合運動公園を通したスポーツのまちづくり」

講師は筑波大学副学長の阿江通良(あえ・みちよし)氏。陸上競技走り高跳び)、スポーツバイオメカニクスが専門。
日本の「体育」に相当する欧米語が無い、ということが印象に残った。「体育」ということばに、改めてあたらしい意味づけを注入された感がした。どうにもネガティブな方向に考えてしまいがちなそのことばに、ポジティブな意味合いを感じた。たぶん、ひとがずっと元気で生活していけるために大事なことを習得して実践していく、「体育」というのがそのために在ったらいいのかな、と、最近漠然と考えていたところがつながったのかな、という。
運動公園に、「つくばならではのもの」をということ、「交流中心型」をメインの考え方にしようという思索。運動公園に限らず、まち自体を「体育的にデザインする」ということ。ちょうどいい負荷がまちに公園に存在するということ…だいじなのかもしれないなぁと。

パネルディスカッション「スポーツで "つながる" まちつくば」


コーディネーターはフリーアナウンサー松田朋恵氏、パネリストは吉井理人氏(元メジャーリーガー)、萩原武久氏(筑波大学名誉教授・水戸ホーリーホックGM)、山口香氏(柔道家筑波大学准教授)、赤木貴雅氏(つくばユナイテッドSun GAIA理事)の4氏。
いきなり吉井さんのトークの掴みが「うっかりアメリカまで野球をしに行ってしまった、おっちょこちょいな野球選手です」と。現在、筑波の大学院生であるという(きのうてれびでみたわー)。幼少時は柔道、中学で円盤投、と、様々なスポーツの経験を経て本格的に野球を始めた、という経緯を、今回初めて知った。
ディスカッションの内容はスポーツを巡る多岐にわたり、印象深いことばがたくさんあった。つくばというまちに、おおきな変動が起こりつつここまできているのだなということも、その中でしっかりとものを考えて進んでいるひとたちがたくさんいるのだということも、しみじみと感じている。
最後「スポーツに関わる者が、世の中のすべてがスポーツ好きではないのだという視点を持っていなければいけない」という山口さんのことば(このひとのことばのひとつひとつの響き方がすごかったなぁ)が印象に残った。

あっそうだこれは書いておこう。女性のスポーツというテーマに至った際、まずその振興の草分けがバレーであった(東京五輪後に、東洋の魔女な方々が全国に散ってママさんバレー普及に尽力した)、そこから、バレー自体が女子のスポーツのようになっている、バレーは女性の競技者のほうが多いということである意味特殊な環境ではある、ということに話が至った際に、山口さんぼそっと「何故パパさんバレーはないの?」と赤木さんの方を向いて。そして「まずサンガイアがやらないと」と。赤木さん曰く「わたしがパパになったら、(サンガイアで)パパさんバレー始めます」。
実際、サンガイアでは2年前から大人を対象にしたレッスンクラスを始めたとのことで、非常に好評を博しているようである。

雑感、これほんとに雑感

ロボッツって、つくばっぽくなくて、またつくばっぽい。そんな感じがするなぁ。フットワークが軽くてひとつひとつ突き刺さろうとしてきているのもまたいいなぁ。
というか、最近サンガイアの情報もロボッツ界隈から見つけることが増えたんだが、それってどうなんだろうか。前日公開練習やってたとかさぁ。
というようなことをぐるぐる考えつつ、昼にはTXに乗ってつくばをあとにした。次はチャレンジリーグの開幕戦。

*1:その日、1987年11月30日