2014北海道春季リーグ最終日
本日でリーグが終了した。明日は本日と同じ北翔大学で、2部-3部以下の入替戦がおこなわれる。
順位決定リーグ、それぞれに力が入った。テクストとしゃしんは追って。たぶん。
男子下位リーグ
入れ替え条件(間違えてなかったみたい)→2014春季・北海道はあと1試合 - /ja あやつる YmrDhalmel
北海道教育大学釧路校 3-0 北海道教育大学旭川校
25-23 25-13 25-22
K)13工藤 10奥村 18S藤澤 2冨澤 9新敷 11神路 L4山本
A)7S佐藤航 6斉藤(2S途中-最終:4平川) 10角田 11品田 3佐藤正 13木下 L12柴田
この試合の行方がどうなるかが、この入替戦全体に響くという状況。
第1セットは非常にラリーが長いブレイクの多い展開。旭教12-10から釧教が7連続得点で逆転、更に得点を重ねて20-13とおおきくリードした。さらに21-15。ここから旭教がサイドアウト、サーブに下がった佐藤正志のサービスエースを皮切りに一気に逆転し、23-21まで達する。果たしてこのセット、MB#13木下は何本ブロックを決めたのだろうか。これは、と思ったのだが、そこから逆に4点を重ねた釧教が一気にセットを先取した(と文字で書くよりもこのメモのほうがわかりやすかったりして。右が釧教)。
第2セットは釧教が一方的な展開で取り、迎えた第3セット。ややブレイク多めの展開ながら拮抗した。旭教が追いついての22-22で釧教がタイムアウトを取ったときには、一矢報いるか旭教、という展開になったが、最後は旭教にミスが続き、釧教が押し切った。
釧教はストレートで勝ったが、それでもセット率では次の旭医が勝った場合に及ばない。1部もう1チームの座は、次の試合で決まることになった。
北翔大学 3-1 旭川医科大学
25-21 24-26 25-14 25-22
A)7S加藤 4霍田 10水永(4S途中-:9中島) 6大平 17高橋 2田中 L1河原
H)12S池田 14渡辺 1坂口(3S途中-:11川原田) 3山田 6厚海 2廣船 L13奥口
試合を終えた釧教が見守る中での第2試合。旭医はいつものテンションに見えて、どこかで若干固さがあったかもしれない。第1セットは北翔優勢で推移。その調子がチームの成績を左右するといわれる#3山田も悪くはない立ち上がり。
第2セットは中盤まで一進一退の攻防。最初のタイムが北翔が1点飛び出した18-17のときだったくらいだから、それまではらはらと動向を見守るばかりだった。旭医はこのセットを粘り取ったが、その後は北翔が走った。第3セット、大きな差がついたところで、北翔は坂口主将から#11川原田にチェンジし、コート内は3年以下に。このまま第4セットに突入。北翔がリードし旭医が追い上げ、という展開で、22-22に至ったが、そこから、北翔がリーグ後半からスターターに定着しつつある#14渡辺が連続して決め、最後の試合を快勝で締めた。
これで釧教の昇格、旭医の降格が決定。スタンドで見守る釧教の喜ぶ姿、そして旭医が唇を噛みしめる姿が、コート内外にあった。
男子上位リーグ
北海道大学 3-0 北海学園大学
25-11 25-23 25-23
北大)3伊藤 2S河野 8大橋 6永島 10宇野 9伊波 L7森川
学園)6村上 3S土持 7武田 9中堀 4菅崎 1和田 L5塩越
北大はリーグの試合を経るうちにつよくなってきたんじゃないかと思っている。殊に、上位との対戦を終えてホームで迎えた3戦以降、尻上がりに。リーグが始まった頃からサーブのローテーションをずらしてきている。知らず知らずのうちに耳に残るようになっていた「ゆうや*1のサーブ!」*2コールがスタートから。
立ち上がり、このゆうやのさーぶ!から一気に北大が走った。#8大橋が学園のポイントゲッター・#4菅崎をブロックした後、菅崎にミスが続き、一気に北大は5-0→10-1とリードを広げた。学園はたまらずタイムを取るが、#6永島が何度となくブロックに立ちはだかり、形勢を変えられない。学園はここで菅崎を#10前坂に代えたほどであった。その後も北大は走り、最後は永島のこのセット(手許のメモで)6本目のブロックで第1セットを先取した。
第2セット以降も北大がリードする。北大のミスをつき、学園にもしばしばチャンスはあったが、掴みきれず、結局北大がストレートで勝利を収めた。
北大3位、というのは、現行の方式(上位リーグ4チーム)になった2012年以降ではもちろん初めて。それ以前でもよくわからない。学園はチーム一新の状況で難しい部分が出てしまったのだろうとは思うが、そんな中でもMB#9中堀のシャープな攻撃が通るようになったりしてて、これからが楽しみになっていたりはする。
東海大学札幌校舎 3-2 札幌大学
20-25 22-25 25-21 25-17 15-9
T)8山本 4横山真 2森本 1一刀 15阿部 7奥田 L14藤村
S)16前田 9佐々木 12佐藤健 6大江 7十良澤 4松田 L21早坂
札大が1勝リードして迎える最終戦。札大は2セットを取れば優勝、ということである。
その立ち上がりは札大が制した。序盤2セットを連取し、早々とリーグ優勝を決めた。殊に攻守での#4松田が光っていた。逆に東海札幌がなかなか#7奥田で切れなかった感。終盤で1ローテだけ出場するリリーフセッター?#5小野寺が各セットでブロックを決めるとか、#6大江がサーブで攻め込むとか、いろいろ。
しかし、優勝が決まってから、東海札幌が、セットを追うごとに研ぎ澄まされていった。このリーグを通して、恐らく東海札幌を見ていてすっきりとしたのは初めてじゃないだろうかという感じになった。殊に痺れたのは第4セット中盤での#1一刀3連続サービスエースを含む大進撃。これで一気に東海札幌がその流れを掴んだんじゃないだろうか。
ファイナルセットは東海札幌が走って、最終戦を勝利で飾った。札大側のスタンドから、優勝を祝う紙テープが投げられた。快勝の東海札幌にも、優勝を決めた札大にも、それぞれに喜びがこみ上げるエンディングとなった。
1部最終順位(上位リーグ)
このあと終了挨拶を控えた学連委員長はプレイング学連委員長で北大のキャプテンでエースで*3。3位表彰では、表彰する方もされる方もスーツという珍しい構図になった。
1部各種個人表彰
受賞者は強調表示した。実は今回から基準が変更されて、「総当たり+上位リーグ」分で表彰対象者が決定されるようになったとのことである。それで涙を呑んだ?下位リーグにまわった選手がいたとかいないとか*4。
スパイク賞(スパイク決定率)
- 奥田基嗣(東海札幌3/#7)68.5%
- 佐々木広大(札大2/#9)57.0
- 一刀正和(東海札幌4/#1)56.8
ブロック賞(ブロック決定本数)
- 永島亨(北大3/#6)1.44本/S
- 松田晃(札大3/#4)0.79
- 奥田基嗣(東海札幌3/#7)0.66
サーブ賞(サーブ効果率)
- 一刀正和(東海札幌4/#1)17.5%
- 大橋功一(北大4/#8)15.5
- 田城裕也(東海札幌3/#9)15.1
レシーブ賞(サーブレシーブ成功率)
- 藤村昇太(東海札幌2/#14)76.1%
- 早坂龍幸(札大1/#21)72.4
- 一刀正和(東海札幌4/#1)69.9
セッター賞
十良澤太一(札大2/#7)
「じゅうろうざわ」と読む。最初発表放送で「とらさわ」と読まれて場内から一斉にツッコミが入っていたが、当初、普通に読めなかったのはわたしも同じである。それだけみんなずっとこのコミュニティで過ごしてきてるということなのかもしれないなぁ。
新人賞
池田智晴(北翔1/#12)
ベストサポート賞
東海大学札幌校舎