/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

終わりゆくシーズンと、ともに在りたいチームと、その、NEXT

昨日に続いて、本日もきたえーるに行った。前の用事がそこそこ押して、入りがぎりぎりになったので、カメラは置いていった。

この土日がレバンガのホーム最終シリーズ。プレーオフを争うリンク栃木ブレックスとの直接対決。昨日はかなり点差も内容も「あうううううう」という試合で、ただただ田臥すげーと言いながら、遠いところからしゃしんを撮りまくっていたんだが、きょうのレバンガは前日とひと味もふた味も違っていた。ほんとうにいい試合を見ることが出来た。プレーオフに向けて、自力進出の望みがないことにはかわりはないが、それでも残り2試合、なんとかその希望を繋いだ。

ホームゲーム最終戦。9月に始まったこのシーズン、半年以上の時を経た。試合間を盛りあげ、試合中にそのコートを元気づけたチアダンスチームのオーディションが告知されているのを見聞きして*1、そちらのシーズンも一区切りなのだと思ったら、自然とチアの方々にもいろいろこみ上げてくるものがあった。

試合が終わって、ヒーローインタビューも終わったあと、レバンガの選手が一列に並んだ。そして、ホームゲームが終わりということで、桜井キャプテンが挨拶をした。現時点で他力ながらプレーオフ進出の望みが繋がっている、という非常に微妙な状態のなかで、ことばをひとつひとつ選びながらの挨拶であったというのが伝わってきた。そして、最後に、その挨拶はこう締めくくられた。

「これからも、レバンガ北海道と戦ってください」

「これから」というのが、迎える可能性のあるプレーオフなのか、来季以降のことなのか、を慎重に言葉を選びながらの着地だった。「と」というのが、予想以上に響いたんだった。

NBLのシーズンも大詰めを迎えている。プレーオフに進出しないチームにとっては、来週が最終週である。そして、プレーオフからファイナルまでも、来月には終わる。

ちょうど1ヶ月近く前に、バレーのほうのシーズン終盤を経てきたなぁ…と、しみじみと感じ入って、そのコメントが響いた状態のまま、きたえーるロビーの資料室(スポーツ各誌が置かれている)に駆け込み、月バレをぱらぱらと開いたら、ちょうどチャレンジ男子の桜大会について書かれている記事が見えてしまった…。

「と」、どう戦えるのか。戦うために何か出来ることはあるのか。いや、精神的なことではなくて、具体的に…

バレーのVチームまわりのシーズンも、来月初頭の黒鷲旗でひとつの終わりとなる。バレーを見ていると言いつつも、本当の意味で「黒鷲」を区切りだと思ったことって、実は初めてなのかなと思う。

黒鷲のあとにやってくることが怖い。右を見て左を見て更にうしろを振り返ってからじゃないと「来季」のことなど考えてもいけないのかな…と、どうしても思ってしまう。

でも、怖がらずに、その先をちゃんと見据えてもいいのかな。大きな宿題が2週間で片付くわけがないだろ。大きな大きな宿題は、ちゃんと、その先を見据えて仕上げていかないといけないよなぁ…

ちゃんと口に出して言えればいいんだよ。「この先も」と。せめて、そう言えるような状態で、あるように。それはただただ願うのみで。

*1:野幌にもチラシが置かれていたのだ