/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

北海道大学秋季リーグ最終日

追記その他しゃしんは明日以降にゆるゆると。

1部5-6位と2部1-2位

北星学園大学 3-2 北海道教育大学岩見沢

岩教連取からの北星1セットアップ直後、第4セット冒頭から見た。最後まで予断を許さぬ状況ではあったが、最後の最後に北星が爆発した。それぞれのチームに4年生が多くて、なんかみているだけでじわじわとこみ上げるところはあった。岩教は初めて1年生の#9高橋が出ていた(のを見た)。

北海道大学 3-0 旭川医科大学

25-23 25-14 25-20
H)17阪本 6永島 2河野 8大橋 3伊藤 10宇野 L7森川
A)8久司 2田中 7加藤 17高橋 9中島 5福島 L4霍田
旭医は#6大平がベンチにずっと腰掛けていた。スタートは久司だったが、かなりこまめに#1河原と入れ替わっていた。対角はずっと#17高橋だった。北大も既に新チームに入れ替わっていた。この試合の位置づけがどんなだったのだろうという感はある。難しい。難しいけれど、それぞれにとって、来季に結びつくたいせつな今季さいごの公式戦である。
旭医の多くの選手が、大学に入るまで本格的にバレーボールをした経験がなかったという話を耳にした。小学生から10年以上バレーボールを続けている選手も、そういう選手も、同じ舞台でぶつかり合っている。

1部上位リーグ

北海学園大学 3-1 北翔大学

24-26 25-23 25-15 25-22
北海)6土持 4斉藤 13鈴木 10和田 1坂本 2曽泉 L3高木
北翔)1山田 2廣船 3坂口 9クック 6厚海 8工藤 L10種田
期間中に再三書いてきたが、このリーグの特記事項その1は「北翔がめきめきと強くなってきた」である。総当たりのときのこの対戦では、北海学園をストレートで破っている。遡ると南部監督の就任が東日本…じゃなかったその前の選手権の頃だから、そこから半年経っていない。個々の選手のポテンシャルを考えると、その前から、もっとやれるチームなんだろうという感があった*1。中心選手が4年生の秋。なんとか間に合ったという感がする。
そして特記事項その2は「北海学園ついに札大を破る」である。東海札幌には勝てなかったが、ここまで積み重ねたものは確実に実を結んできた。この2チームの勝った方が3位。表彰状がもらえる3位。考えようによっては最終戦以上にこの日のハイライト、といえる。
立ち上がりはがっぷり四つになった。一時的に3点くらいまでの差はつくのだが、それはすぐに詰まる。どちらも非常に繋ぐし、ライン際をきりっと衝いてくる。北海学園が23-21とリードするが、そこから北翔が連続得点で先にセットポイント。北海学園がデュースに持ち込んだが北翔が押し切り、1セットを先取した。
第2セットはその得点の振れ幅がさらに大きくなった。北海学園が序盤5-2と抜け出して何かが切り替わったかと思ったが、すぐさま北翔がブレイクを続けてひっくり返す。学園が追いつく。リードを広げる。北翔がまた追いついて追い越す。そんな感じで20点過ぎまで続いた。北翔のリリーフサーバーが側転してエンドラインへ向かったりした。21-21からの双方の4年生のぶつかり合いが圧巻だった。ほんとうにぎりぎりのところで抜け出した北海学園が1セット返した。
序盤2セットは接戦だったが、後半は徐々に北翔につかれが見えた。まだまだこの先通さない、といわんばかりに北海学園が立ちはだかった。それでも第4セットの終盤に北翔がまた粘る。フルセットかも…というところ直前までいった。しかし、最後は北海学園が斉藤、坂本…と4年生が決めて激戦を制した。
来年このカードを見るときに、きょう見た中の半分以上がもうここにはいない。鬼に笑われなくなるまでは、考えない。
[試合後胴上げされる倉内監督。フロアの中では叶わなかったけれど]

東海大学札幌校舎 3-1 札幌大学

25-27 25-19 25-21 25-17
S)17大江 10トイード 7安藤 1出崎 4松田 6小野寺 L5池田/8小山内
T)11横山真 9一刀 7笠原 3河西 20山本 15奥田 L6徳本/27藤村
なんだか純粋に見入ってしまった。細かいことはあまりちゃんと憶えていない*2リベロ札大はレセプションの要所で小山内が出てきたことはあったが概ね池田、東海札幌は徳本でスタートして一時期藤村→最後は徳本、だった。
1巡目は出崎がいなかった。出来ることならば、双方そろった状態で2回、見たかった。

1部最終順位

  1. 東海大学札幌校舎
  2. 札幌大学
  3. 北海学園大学 ←ここまで表彰対象
  4. 北翔大学
  5. 北海道大学
  6. 旭川医科大学

3-4、5-6が1巡目から逆転した。

1部各種個人表彰

会場で発表された3位まで。太字が表彰対象の1位。

スパイク賞(スパイク決定率)
  1. 奥田基嗣(東海札幌2/#15)78.6%
  2. 笠原佑斗(東海札幌4/#7)66.0
  3. 松田晃(札大2/#4)61.1
ブロック賞(ブロック決定本数)
  1. 笠原佑斗(東海札幌4/#7)1.44/S
  2. 坂口祐樹(北翔3/#3)0.88

3.奥田基嗣(東海札幌2/#15)0.82
3.松田晃(札大2/#4)0.82
3.トイード・ケーシー卓(札大1/#10)0.82

サーブ賞(サーブ効果率)
  1. 河西智洋(東海札幌4/#3)24.7%
  2. 小林周史(北大3/#4)22.9
  3. 一刀正和(東海札幌3/#9)19.5
猛打賞(アタック決定本数)
  1. 大平成真(旭医4/#6)95本
  2. 河西智洋(東海札幌4/#3)73

3.クック丈滋ジェームズ(北翔4/#9)67
3.斉藤寛人(北海学園4/#4)67

レシーブ賞(サーブレシーブ成功率)
  1. 大江航太(札大1/#17)74.5%
  2. 宇野剛志(北大1/#10)70.7%
  3. 一刀正和(東海札幌3/#9)69.7%
セッター賞

山本貴大(東海札幌2/#20)

リベロ

高木祐輔(北海学園4/#3)

ベストサポート賞

北翔大学

*1:その象徴的なシーンが、去年の天皇杯道ラウンド。母校と対戦してその後後輩に忸怩たる思いをぶつけていたSPRのエース。今北翔のベンチの中にいる

*2:コート全体を走り回って体育館の端っこでコケたリベロとかは置いておく