/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

北海道 大学秋季1部リーグ開幕まで1週間

関東あたりの経過を指くわえながら待っていたのだが、ついに北海道にも開幕が近づいてきた。学連のサイトにも詳細スケジュールが表示されるようになり、「いよいよ」感が増してきている。
11月2日まで開催される今回のリーグでキニナルのは2点。ひとつは全日本インカレの9-16シード1枠の存在、もうひとつは先日終わった東京国体に出場した選手が12人もいること。
北海道学連がこの虎の子のシード1枠*1をどう割り振るかについて、明確な指針は今のところよくわかっていない。他学連の例を見ると、秋リーグの順位一発だったり、春リーグやそのほかの大会を加味してだったりするようである。北海道は今シーズンに入ってから、道内の大会すべてを東海大学札幌校舎が制しており、シード枠争いに関しても一歩抜け出している…のだろう。対抗としての札幌大学、というような図式になるのだろうか。

全カレに向けて、北海道からの全国への扉…を考えたとき、北海道学生選抜が国体に出場した、というのは非常に大きかったのだと思う。最近様々な大学スポーツに於いて夏合宿のメッカとなりつつある北海道だが、バレーボールの場合、関東などの強い大学チームが(よほどの大会でもない限り)こちらへやってきて練習や試合をする機会はほとんどない。感じるためには、出向くよりほかない*2。本番で当たった千葉(順大)はもちろん、事前に東海(湘南の)などと練習試合をしたとも聞くし、出場したそれぞれが非常に貴重な体験をしたのだと思う。そのチャンスを函館でつかめたからこそなのだなぁと思う。

尤も、北海道として国体の代表チームを選出するのがこのままの方法でいいのか、という議論は別にあるのだろう。それを措いたとしても、北海道のチームは、会場で見られた成年のチームの中ではどうしても小さくて低かった。(「小さい」と「低い」はイコールではない)。そのなかで(特に試合の後半に)見せ場がつくれたのはすばらしく、ありがたいことだったが、もう一つ先に行けるには…ということを、しばし考えた。もしかすると、あの場にいなかったチームにとっての突破口は、今回の国体代表チームが当たった壁の周辺に何かあるのだろうと思う。そしてそれを「全国は○○だから…」で流してしまうと、大きなポイントを見失ってしまうような気もしている。

勝敗もだいじだろうが、それ以上にわくわくできるリーグになってほしい。それが、本当の意味での「高校生にとって『北海道でがんばって選抜に選ばれたい』という道内の大学へのモチベーションアップ」に繋がるのだろう、と思う。

1部大会は10月12日(土)北大でスタートする。総合大会はその翌週、白樺学園高校体育館など、帯広近辺各会場にて。

*1:昨年の全日本インカレで東海大学札幌校舎がベスト16に食い込んで掴んだ

*2:それは見る側も一緒…