/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2013春季雑感ほか、いろいろやってました

今季もバレーボールInfoに記事を書かせていただきましたす→バレーボールInfo : 2013北海道春季リーグ(男子1部) 各チーム情報および技術集計
写真選ぶのって難しいなぁとしみじみ(結局相撲を見ながら3時間くらい唸っていたような気がする)。これでなんというか、春のリーグにも区切りが(自分の中で)ついたかなぁという感。

今回は学連さんにC2票(チーム技術集計)とC3票(個人技術集計)を提供いただき、InfoにはC2票の内容をもとに技術集計を掲載した。実は関東でも各チームの集計なるものを拝見したことがなかったので、かなり興味深くその内容を見た次第であった。個人集計については基本的に会場で呼ばれたベスト3の延長〜ではあるのだが、名前は呼ばれなかったがその下までランキングを紐解いていくと安定して名前のあるひとがいたり、ああインパクトって数字じゃないんだなぁというひとがいたり(秋のプログラムに全部載るはず)。

チーム集計に落とすと、さらにいろいろ際だってくる各チームの特徴、というのがあるなぁと。細かいことは語りきれないが、数字からだけ見えたところでびっくりしたことが2点あった。1点目は数字にされると「あぁ」で、2点目は数字で見ても「え?」だ。以下その2点とそれ以外の何かしらについて。

1.バックアタックについて

そもそもチームによって打数自体に大きな差があるというあたりがめだまぐるぐるである。決定率1位のところなど、あの方がセッターであれアタッカーであれ、もーちょっとバックからぐいぐい来たらどきどきするだろうなぁと思って見ていたのだが、そうなのか…と。しかも、決めた2本を誰がどう決めたのか、実はよくわからない。キャプテンかしら。
打数の多さでは札大と学園が双璧。複数の選手に積極的にバックから打たせている。打数では旭医がそれに続くが、決めている選手は1人である。
案外東海が少ないなぁと思ったのだが、それって、つよすぎるときにある、といわれる「エースにボールを集めなくても勝てる」パターンだったのかとか一瞬思った…確かにミドルががしがし決定率を上げてるわけだけど…おや?ほぇ?え?…などとなって2.に続く。

2.サーブレシーブ成功率について

わたくし、まずはどんなサーブでも勢いがおさえられて上に上がったら「よしよし」と思ってしまうたちなので、レセプションの成功とはどういう状態なのか実はちゃんと把握出来ていなかったりする。おそらく、Aカットとよばれているものと合致するのだろうなとは思う。思うのだが…
サーブレシーブ成功率とチームの戦績があまりリンクしていない。優勝したところは80%くらい返していたのだろうかと妄想していたのだが、そういうわけではなかったようだ。ああ、そうか。相手にサーブをそんなに打たせていないのか。相手がサーブを打つ、という少ない機会の中での数字に過ぎないのか(仮説)。実はこういう数字の出方って初めて見たような気がしてて、意外だなぁと思っている。
もしもう一回何らかのかたちで試合を見たら、何か見えるのかなぁ。否、見えないんだろうなぁ…

3.その他

オーダー

フロントオーダーが3チーム、バックオーダーが3チーム。去年のInfo記事を書いたときにバックオーダーだった東海はシーズン途中でフロントオーダーに転じて現在に至る。逆に、昨シーズンをフロントオーダーで通した北海学園が今季はバックオーダーに。全般を通じて「チームのスタイル」というよりは「所属する選手の特性を最大限に活かして行こう」という方向性なのだろうかと邪推。それをフレキシブルに仕掛けていけるのが大学カテゴリの魅力、だともいえる。
本職の控えセッターがいるのが(おそらく)上位2チームのみで…というのは、かなり厳しいところなのだろうとは思う。もともとのリソースのこと(とか、主に量的な練習環境の話とか)は、必要以上に追及できないのが大学カテゴリの辛いところで。

中とか外とか

今の4年生世代(現役で91/92年生まれ)って、見ている自分にとって非常に不思議な世代になってきている。ちょうど彼らの学年に換算すると2年の秋に、わたくし本拠地を動かしているわけで、関東には下級生の頃の記憶が濃厚なひとがいっぱいいて、こちらには上級生になってからしか知らないひとがいっぱいいるのだ。前者においては大人の階段をのぼったところを知らないし、後者においてはあどけない少年を知らないのだ。それでも、みんなひっくるめて今4年なのだ。
そして、その中には、大学生になる前にともにプレイしていたひとがいて、何となくクロスしている、というのを、各所を見ながら感じているのである。特に今日など関東の入替戦の経過を追えば追うほどに…などと。

見ていく

よく「北海道の関係者に、地元の大学バレーを見る人が少ない」という話を聞いた。今はどうだか知らないが。
ひとが何かに嵌るときにファーストインパクトは重要、といわれるところだが、最初に見た北海道の大学リーグは「おおこういう感じなのか〜」「また(暇だったら)行くか〜」くらいの感触だったわけで、それには当たらない。
なんだかじわじわと、しかし強烈に染みこんできたなぁと思う。どこを応援するとか好きとかそういうのはあるが、それとまた別の話として、目にうつる諸々をちゃんと見つめていきたいと思っているし、それをともにできるひとがまだまだ増えてほしいと思っている。
今回様々な形で大会に関わる方々に声をかけていただいてなんだかとても嬉しかった。ほんとうにありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。…ということで次は選手権〜。