/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「桐島、部活やめるってよ」を見た

拙ブログもことし10年目を迎えるが(あ、まだですよまだですよ)、その間いちども書いたことがないのが「映画を見に行った話」。実際のところ自分がそんなに見に行かないので仕方がないのだが…というほどに久々だった(あ、映画館には行ったけど、あれは、映画であって映画じゃない感あるからなぁ。「ことしはコンサート行きたいなぁ」「去年行ったでしょ」という会話もまた微妙ではあるのだが)
…あ!そうだった。思い出した。この…山下達郎のライブシアターを見に行った映画館*1の別のスペースで公開されていたのだが、その後「日を改めて」行くのが叶わずに見られぬままであったのが「桐島、部活やめるってよ」だった。8/11に公開されて件の映画館で上映されていたのだが、確か8月中に終わって、その後道内で見る機会がなかった…と記憶している。

その映画が、年明け早々から蠍座(札幌駅北口からちょと北にあるミニシアター)で上映されるということを知り、今日見に行った。到着がぎりぎりになったので最前列で見ることになったが、席がふかふか。

ちょとストーリーにも触れるかもですよ↓

「桐島」を見に行…と書きかけたが、結局「桐島」自体はいちども見られなかった。高校を舞台に、桐島というバレー部のスター的存在な男子生徒の動向をトリガーに物語が動き始める。
その高校がどんなところで、バレー部がどのくらいの位置に在るのかはよくわからなかったが、桐島はその部の中で要となるキャプテンでリベロ*2、県の選抜チーム(ということは国体か?)に選ばれるほどの力のある選手であるという。リベロの出来如何で試合の展開が変わってしまうようなチームって、どういう位置づけなのだろう、という野暮なことを考えてしまったりするが、本題はきっとそこではない。

同じ場面を様々な視点で切り取って繰り返し再生される感覚が新鮮だった。結局それぞれが伏線になって、猛スピードでラストに導かれていって、エンディングで一気にがーーーーっと引き込まれてしまった*3。かっこええし、かわええし、それでいて必要以上にデフォルメされていたわけではなくて、ちゃんと人間が動いていた感があって。

学生の在りようにどきどきする向きにおかれましては、見たらけっこう響くのではないだろうか…という気がする作品で、普段そうそう映画を見ないわたしも、映画館に出向いてお金を払ってスクリーンを通して見て良かったなぁ、としみじみ感じた次第であった。

札幌では上記蠍座」で1/14まで上映される。ほか全国各地での上映情報→桐島、部活やめるってよ 劇場情報

#あいつがあいつっぽかったのでDVD買っちゃうかもしれない(ぇ

追記

書いてから改めて読んだ。見る前にも読んだ気がする。2012-08-19 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

*1:JRタワー

*2:その設定自体今は無理…だが

*3:そしてエンドロール見てぶっ飛ぶわけですよ