/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

岐阜と新潟の試合

国体観戦から帰ってきた。帰りの飛行機が、開幕戦を刈谷で迎えていたレバンガの方々と同じ便だった。バスケ見たいけどそれは追ってどこかのタイミングで…と。

各々の試合についての詳細は、追って書き起こしたいところだが、取り急ぎ、今日見たこの準決勝に関して感じたところをほんのりと書き留めておく。

岐阜は今回の国体の開催地(マスコットのミナモちゃんはかわいい。口をキリッと結んでアタックを放つバレーボールバージョンがまたかわいい)。国体における開催地の常として、複数年単位でしっかりチームを作り上げてきていた。一方の新潟は4年前の国体開催地。しかし、国体が終わってからも年々着々とつよいチームを送り込み、今回は次回開催地東京(FC東京単独)を堂々と破って勝ち進んできた。ひょっとすると更に強くなったのではないかと思うくらいで。

この試合を通じて、岐阜が準決勝で当たった対戦相手が新潟だというのが、そして岐阜ホームの盛り上がりが、さらに試合の展開のダイナミックさが、そして最終的には新潟のつよさ、逞しさが、いちいちココロに響いた。プレミアのチームを持たない地域におけるつよいクラブを核とした選抜チームの組み方、そして、地元開催が終わってもなおそのモチベーションを保ちつつ更に上を目指していくという姿。そこに岐阜が、岐阜を見る人が、何をどう思ったのかというのはちょっと気にかかった。岐阜を応援する地元の方々が(そのときの勢いで押されている向きはあるにせよ)、試合を前にしてじわじわと集まってきて、思い思いにキニナル選手の名前を叫びながら熱心に応援していた。国体というものが、持ち回りでそのときそのときの地元の人が一生懸命運営してもてなして観戦して、という、地元のひとが主役の大会なのであれば、そのシンボルチームとしての地元代表の存在感が増すのはありがたいことだ。確かにそうだ。しかし、そして、明日が来て、終わって、国体が終わって、その後、どうなっていくのだろう…ということを、ぼんやり思う。

出かける前に較べてちょっと気温が下がり、肌寒くすら思えた帰着地で、この国体で感じたもろもろは千々に乱れるけれども、自分にとってはここがホームで、ホームで見られるバレーボールを、これから愉しんで、振り返って、考えて…いろいろしていくことを、これからちゃんとしていければ…そう考えた。そう考えたら(というような筋道だった理由では無いような気はするが)、自分の現在位置が無性に愛おしく思えてきた。

その他、国体の件は明日じわじわと書いていければと思っている。☆Fも。