近畿総合終了
20時くらいに新千歳空港に着くと札幌都心行きのバスがちょうどない時間帯であるということを憶えておこう(ヒコーキまわりについては明日以降に別エントリあげる)。
女子はほんとにちらりとしかみられなかったのだが、どのあたりが決勝の分かれ目になったのだろう。優勝は東レアローズ。
こちらも少しずつ加筆&すこしずつ☆F。→☆F:201209|近畿総合 | Flickr
男子準決勝
サントリーサンバーズ 2-0 兵庫デルフィーノ
25-20 25-16
S)18武市 20米山 10冨士田 5柴小屋 19栗山 14二木 L13高橋/15佐別當
D)20白川雅 9竹永 23北山 3原田 6井上周 1井上優 L12栗栖
デルフィーノは7月に名称を変更して、えらく広範囲をホームだというようになったのだが(ロゴも変わってた)。よくよく考えるとデルフィーノを見るのは2年くらいぶり。セッターも代わっているし(つまり白川兄弟揃ってるの見るの初めて)、スポンサーロゴはユニフォームに刷り込まれているし、山元麺蔵さんは更に行列のできるすごい店になってるみたいだし(今回京都へは行ってない)。
サントリー、本日はスタッフの皆様ぴしっと長いおずぼんをお召しになっていた。
試合はどちらのセットも序盤からサントリーがリードしてそのまま振り切ったのだが、デルフィーノにも思いの外見せ場があったなぁと思った。前に見たときよりも格段に粘り強くなっていた気がする。チャレンジ同士でどうだろう、という感。
堺ブレイザーズ 2-0 関西学院大学
27-25 25-20
K)25藤岡 21東田 9上野 1佐川 2奥長 16黒木 L5稲岡/18井崎
B)11伊藤 5内藤 13松岡 10千々木 12横田 19今村 L2井上
当方が近畿総合を見るのは初めてなのだが、実は2年前にこの対戦があって、そのときはフルセットで関学が勝っていたのである(参考:第52回近畿総合男女バレー選手権大会第2日結果 準決勝・決勝 2010-09-05 | 排球博客 | スポーツナビ+)。尤もそのとき出ていたメンバー、堺は横田のみ。
関学は前日同様、1年生の藤岡がトスを上げ、対角にアタッカー佐川。堺はサイド3人にことしの新人3人を配す。しかし、2と5どっちがどっち、については長考ものだなぁ。うーむ。
会場に2年前を想起したひとは相当いたのだろう。第1セットは想起するに充分な展開になってしまっていた。序盤で8-5とリードを広げた関学は、その後じわじわリードを広げて20-15までリードを広げた。
堺がサーブを取り返した16-20から伊藤のサーブが炸裂する。大きく陣形を崩してブロックに持ち込んだり、絶妙なコースにノータッチエースであったり、ふっとばしたり。たちまち堺が22-20と逆転。関学はその後デュースに持ち込んだが間一髪のところで堺が振り切った。
第2セットも競り合った中で進んでいったが、10点過ぎから堺がじわじわとリードを広げた。こんどは千々木の2連続サーブポイントとか崩したところからのブロックとか。それまでかなりブロックアウトを巧みに取っていた関学・奥長がこのあたりで徐々にブロックにかかるようになっていたり。直前に「らいとの佐川くんが、せったー」(25藤岡→27沢田)という交代があったが、そこから堺が走って元に戻ったのであった。
堺はその後今村サーブの折にもブレイクを重ねるなどして23-15と一気に試合を決めかけたのだが、ここから関学が連続ブレイク。この詰めはどうなのだろうというのはあったのだが、最後は東田のサーブがアウトとなって試合終了。
関学、ことしのうちにもう一度見たいなぁ、と、コートの半数近くを占める坊主頭(なぜか4年のみぼーずになっていた)を見ながらしみじみ思ったものである。さて全カレどうしよ。
男子決勝
堺ブレイザーズ 3-0 サントリーサンバーズ
28-26 27-25 25-23
- 堺(1,3Sサーブ先)
No | 選手名 | 1S(B28-26S) | 2S(B27-25S) | 3S(B25-23S) |
---|---|---|---|---|
2 | 井上裕介 | L | L | L |
3 | 石島雄介 | _ | _ | _ |
4 | 北島武 | _ | _ | _ |
5 | 内藤和也 | (2) | (2) | (2) |
10 | 千々木駿介 | (4) | (4) | (4) |
11 | 伊藤康貴 | (1) | (1) | (1) |
12 | 横田一義 | (5) | (5) | (5) |
13 | 松岡祐太 | (3) | (3) | (3) |
14 | 坂梨朋彦*1 | _ | _ | _ |
15 | 木場田和希 | _ | _ | _ |
18 | 大道大輔 | _ | _ | _ |
19 | 今村駿 | (6) | (6) | (6) |
- サントリー(2Sサーブ先)
No | 選手名 | 1S(B28-26S) | 2S(B27-25S) | 3S(B25-23S) |
---|---|---|---|---|
1 | 山村宏太 | (1) | (2) | (4) |
5 | 柴小屋康行 | (5) | (6) | (6) |
8 | 金子隆行 | (3) | (4) | (3) |
9 | 阿部裕太 | [18] | (3) | (2) |
10 | 冨士田裕大 | _ | _ | [14] |
13 | 高橋賢 | L | L | L |
14 | 二木健太 | (4) | (4) | (1) |
15 | 佐別當賢治 | L | L | L |
18 | 武市康 | (2) | _ | [9] |
19 | 栗山雅史 | [20] | [20] | (5) |
20 | 米山達也 | (6) | (1) | [1] |
正直この時期に見る試合として、この試合をどう解釈したらいいのか迷うところではある。選手の起用スタイルもそれぞれのチームで大きく異なるし、この大会にそれぞれのチームが求めるところが微妙に違ったのかなという邪推はある。
最初の2セット、ともにリードしたサントリーを堺が追い、20点過ぎで追いついてセットポイント取ってサントリーがデュースに持っていって…という展開。どちらに転んでもおかしくなかったところだったとは思うのだが。
第3セット、24-20からデュース寸前までいったのはけっこうドキドキした。試合自体のがっぷり四つ感があったといえばあったし、なかったといえばなかったし、手の内を出していたといえば出していたし、出していなかったといえば出していなかったし…なのだろう。それでも見ていて愉しかったが。
ということで、近畿総合を制したのはことしは堺。表彰されたのは1年違いの愛学OBふたり。試合に出なかった新主将もとても嬉しそうにカモナマイハウス状態で記念撮影に収まっていた。
表彰
- 優秀選手賞 松岡祐太(堺#13)
- 敢闘選手賞 武市康(サントリー#18)