/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

東日本インカレ3日目

札幌駅近辺のことをサツエキというのは最近の人で(謎)、こちらへ戻ってくる前とあとでサツエキの使い心地ががらっと変わってしまった現況に於いて、わたくしは単なるサツエキ素人であるということを露呈してしまったわけである。そんなわけで歩きすぎました。お連れの方すみません。

歩きすぎたといえば、朝から散歩だったしなぁ…

さて。3日目、3回戦のスタートはきたえーるのサブコートから。メインアリーナから下に行く階段からも、地下鉄出口側の入口からも入れる状況で、男子の試合を見るのには、後者のほうが都合が良かった感。
以下はざっと羅列。ちなみに本日分の☆F→2012EastIncolle|東日本インカレ | Flickr

中央大学3-0東海大学札幌校舎

25-18 25-11 25-21
C)11早坂 16井澤 23今村 1渡辺 7傳田(3S:17手塚) 13石井 L22鈴木奨/10森
T)15山本 7笠原 12森本 9一刀 3河西 22奥田 L6徳本/23川崎
なんとも不思議な心持ちで追った試合だった。試合前のアップから(何を今更なのだろうが)中央大きい…と圧倒されてみたり、約1週間ぶりに見た東海札幌メンバーが、昨日の勝利を経てより力強く見えたり、こういうのを「溢れすぎる」というんだろうな。どこで見ているのが良いかわからないサブコートだったのだが、結果的にその最も奥でかぶりついて見ていたことになる(しかし、写真のポジションはそこそこ難しい)。
中央はオポジットに今村を、セッターに石井を配してきた。東海札幌はリーグの主戦で出ていた長瀬ではなく、1年生の山本がセッターを務める。
第1セットは中盤過ぎまで互角の展開であった。東海札幌がサーブで攻めてはミドルを果敢に遣い、食らいついた。中央がリードを広げかけるが、ブレイクを交えてついていく。中央15-14から笠原が連続で決めて、東海札幌がついに16-15とリードする。このサイドアウトを今村で切った中央が、満を持してリリーフサーバー・尾松を繰り出す。結果的に、ここから一気におまつりたいむが発動されて試合の流れが一気に中央に傾き、中央が1セットを先取。
第1セットは序盤から中央が10-3と大きなリードを広げる。中央にとって「何をやっても決まる」という感覚があったのかどうかわからないが、東海札幌にとっては「何をやっても通じない」感覚があったのかもなぁと邪推。春リーグであまり見られなかった早坂の躍動と、その早坂をブロックした河西*1。一方的な展開のセットで印象に残ったのが、双方の180cm付近の選手であったというのがこれがまた。
第3セットは中央が傳田をベンチに下げて手塚を投入。春は傳田-(井澤|手塚)という中央のセンターラインだったが、そこを括弧内だけで展開する形に。第2セットとは違ってそこそこ均衡した展開にはなったが、終盤中央がじわじわとリードを広げ、最後は早坂に代わって出場していた#26塚本が決めて試合終了。
全日本インカレ以来の対戦だったが、おそらく見ている者の心持ちが全然違うので、いろんなことを較べることがまったく出来ない。東海札幌は、あのとき以上の手応えを掴めたのだろうか。そして、東日本インカレ、この先に向かう中央にとっては、どうだったのだろうか。

国際武道大学3-1東北学院大学

T)4三浦 15村上 11水沼 3瀧澤 13大久保 1鈴木 L9佐藤良
B)25藤崎 23櫻庭 21南康 9清水 8三浦 7王 L35桝谷
両チームにミウラタクヤがいる。どちらもWSで、どちらかが前衛、どちらかが後衛という状況が多かった。「ミウラタクヤのスパイクをミウラタクヤがディグ」とか「ミウラタクヤのサーブからミウラタクヤが決めてサイドアウト」とかそういうことがしばしば発生した。東北学院はその三浦の対角の瀧澤がまたよく跳び、鋭いサーブやアタックを放っていた。第1セットは東北学院がリードを広げつつ制したので、そのあとの3セットの展開が意外だなと思ったくらいであった。
ここまで残った東北勢、仙台は見られなかったが東北学院が見られたのはありがたかった。

早稲田大学3-0札幌大学

25-18 25-15 25-17
W)11専田 2小関 7七里 5吉村 15福山 4梅澤 L6本間
S)9小野寺 8松田 10坂田 4山川 6石井 3出崎 L13岩渕/14小山内
点差以上に見応えはある試合だった感がする(勝手に盛り上がっていただけともいう)。まだちゃんと説明できないけど札大おもろい。というのは、じわっと伝わったような気がする。早稲田はサーブからの連続ブレイクが多々起こせたのが大きかったのだろうと思う。札大リベロは第2セットまで岩渕で、第3セットに入って小山内にスイッチした。個人的にはもうちょっと早いスイッチでも良かったような気がする。それぞれの持ち味はあるのだろうが、早稲田のサーブでふっとぶシチュエーションが少なからずあったわけで、で…

筑波も東海も垣間見ているけれどもメモは出来ていない。筑波は田城がミドルで出ていた。それを、東海札幌にいる弟がじっと見つめていた…のに、試合が終わってから気づいた。

中央大学3-0明治大学

25-21 25-15 25-19
C)11早坂 16井澤 15江頭 1渡辺 7傳田 28関田 L10森
M)12新 17杉本(2S途中-:27與崎) 8鎌田 13大塚 19有田(3S-:11飯塚) 1澤田 L29瀧野
こちらは点差以上に大きく流れちゃったなぁという印象があった試合。中央は前の試合に出ていなかった江頭と関田がスタートから。明治はサーブがあとなのでこのローテでのスタートだが、常に杉本*2からのサーブになるようなローテーションの廻し方である。
前の試合に出ていなかった江頭が、あらゆる意味ではじけていた。スイッチ入ったら止まらないぞ、というのが、ことしの中央の強みではあるのだろうと思う。しかし、なぜ。なぜまた筑波と(今更だけど)。

*1:これが9点目だった。「あっ、10点いくかな」というような気持ちの謎高ぶりへ…

*2:最後下がったが