/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

資料:1985年ユニバーシアード神戸大会代表選手


昨日2011深センユニバ総括 - Stay Foolishを拝見していて思った。ほんっとーーーーーーーーに今大会の日本代表の両チームは頑張ったのだということが、こちらから得られる数少ない情報の中からも垣間見えたのではあるが、諸国の「挙国一致」具合を見るに、ユニバーシアードをどう位置づけるか、ということ自体を考えなきゃならんのじゃないのかな、という気持ちが沸々わいてくるのである。
「挙国一致ユニバ」といえば、1985年神戸で開催されたユニバーシアードを思い起こす。男女揃って優勝という快挙を成し遂げた大会である。ちょうど現在位置の本棚からユニバ展望号が顔を出していたので、これを引っ張り出して見ることとする。
下記年齢、所属等は当時のものである。大学名の前にある数字は卒業年。

男子

スタッフ
選手
  1. 岩田稔(27・新日鐵/近畿大学通信制在学中)197/88
  2. 米山一朋(23・富士フイルム/1984法政)180/68
  3. 江原正(23・新日鐵/1984順大)185/78
  4. 田中直樹(23・住友金属/1985日体)190/77
  5. 楠木孝二郎(23・新日鐵/1985大商)195/88
  6. 川合俊一(22・富士フイルム/1985日体)194/85
  7. 井上謙(22・日本鋼管/1985順大)194/85
  8. 熊田康則(22・富士フイルム/1985法政)192/88
  9. 久保勝之(22・法政4)197/87
  10. 真鍋政義(21・大商4)188/84
  11. 海藤正樹(21・東海4)192/83
  12. 植田辰哉(21・大商3)195/86

現在のお姿を頭に浮かべられる方が多々いらっしゃることに単純に目を丸くしている。ここに選ばれなかった方*1を含めて、この頃のセッターは現在皆様女子畑なのだなぁとか、ひょっとすると次かその次で親子代表が実現するのかもしれないなぁとか、いろいろ。

女子

スタッフ
選手
  1. 滝澤玲子(23・日本電装/1985日体)163/58
  2. 後藤久子(22・天理4)179/65
  3. 川北利香(22・筑波4)175/72
  4. 友沢里美(22・日体4)168/63
  5. 横田奈津子(20・日体3)171/63
  6. 杉山明美(20・東海3)175/61
  7. 佐藤伊知子(20・東北福祉3)169/66
  8. 平本仁美(20・日体3)172/67
  9. 廣紀江(20・筑波2)182/69
  10. 太田佳美(20・筑波2)175/68
  11. 中野照子(19・青学2)173/60
  12. 小谷智佳子(18・日体1)173/68

恐らくこの大会の結果を以て初めて「大学女子」にスポットライトが当たったのではないかと記憶している*2が、記憶違いかもしれない。
しかし、同じ書中に、このとき全日本の一員としても大車輪であった廣選手について書かれていた記事のニュアンスを噛みしめると…どうもそれで相違はないのかもしれないなぁなどと。

「1日2時間程度の練習で世界一が取れるほど甘くない。廣は今、重大な決断をしなくてはいけない」と、松平専務理事は暗に、休学を覚悟してでもバレーボールに打ち込むよう要請している。
(月バレ1985年9月号 「黒星続きに揺れる全日本女子」より)

ユニバーシアードが始まる前の記事だったんだなぁとしみじみ*3。ちょうど全日本女子が、小島監督、山田コーチという体制であった折。同期の男子部員が「ひろさーん」などと黄色い(?)声を上げて筑波女子を応援する姿を目撃したのは、それからもうちょっと後の話。

*1:稿を改めたい

*2:考えてみればロス五輪代表三屋選手がいたが、そのころ大学リーグとしての注目を集めていたのかどうかは知らない

*3:書いているのは報知新聞・奥本浩平氏