/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

どうすれば伝わるか。伝えたいことは何か。

この週末は、今季初めてのVリーグ観戦だった(プレミアはこんどの墨田が初観戦になる予定)。
事前に展開や結果を知らずに会場に赴くわけだから、ある日試合を見にいくという予定を立てて、試合を見に行って、その内容や結果にがっかりしたり落ち込んだりすることもあるのだが、ここ数試合については「ああ行って良かったなぁ」ということのほうが多くて有難い限りである。

しかし、最近体感した、そんな試合の殆どは…ふと振り向くと観客が少なかったりするのである。せっかくいいものを見ているのに、それを共に味わうひとが少ないのは勿体ない。でも、勿体ない状態が普通になってしまっているというのがここ最近の状況であるように思う。

何が足りないのだろうか。
そもそも、足りないのだろうか。
足りないんじゃなくて、方向が違っていて、無駄な動きになっているんじゃないだろうか。

…いろいろ考える。

伝える方法を考えるのは伝わると思っている者の傲慢かもしれないけれども、じゃあ、どうしたら「伝わる」んだろうか。どうしたら、もっともっと会場にうねりが起こったり、入場料収入がギョーカイを潤したり、明日の何かにとって力になるのだろうか。

特にこれから男子バレーの「集客」は厳しいんだろうなと思う。「集客」以前に「競技人口、そして環境の確保」はもっと深刻な問題で、既に危機的な状態であると思う。巡り巡って、時が経って、トップリーグナショナルチームの将来にも目に見えて怖い状況がやってくるのだろう。

前々から思っているのだが、今の大学生とか高校生とかそのあたりの世代が、「危機」にモロに直撃されながら、ほんっとにいろんなことを乗り越えながらつよくなって行かなきゃならんことになるのだろう。実は世界のスター候補 - Stay Foolishの記事を拝見したとき、ちょうど前日まで堪能していた(ここに紹介された選手と同年代の)出耒田あたりを思い出し、今後このギョーカイがどうなるのだろうなぁとついつい遠い目になってしまったのであった。

さきの日曜日に、加藤陽一が誰に何を伝えたかったのか。…じっと考える。伝えたいことは、おそらく言葉だけでもプレイだけでも足りなかったのだろう。あそこで見ていた600人以外に、どう伝えられるだろう。どう伝わるだろう。
あとあと画像に残せて、広く再生可能な状況があれば、また別なのだろうけど。

参考(?)

4年前はV・チャレンジ男子でも4桁入る試合があったはず。