/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

もう8の月も終わりそうなので

なんかバタバタしていた今月も終わりそうである。暑すぎたのに、わたくしの肉体が、融点も沸点も超えず、原型を留めたまま此処にあることと、東西インカレをはじめとして「見たい」と思っていた試合がちゃんと見られたことに感謝したい*1

そんな8月の試合の中で、やっぱり思い出すとカラダが震えてくるのが、8並びの日に行なわれた、東西インカレ勝戦。そりゃ東西インカレのありようにはいろいろ思うところはあるし、東西対決もういっこ*2もちゃんと見たかったとか、やっぱりそこは4チーム総当たりするところだったでしょう、とか、いろいろ思うところはあったにはあったのだが、ごくごく個人的には、かなり今シーズン置き去りにされたもの、溜まったものがあって、そのあたりがある程度整理できて、新たな闘志が沸いてくる、という試合ではあった。
尤も、秋リーグは、同じくらいのテンションでの再戦は難しいのかもしれないのだが…それぞれに。といいつつも、気合いを入れて勝浦に向かってみたいなとは思っているので、どうか、どうか、天気は晴れてくださいますよう(リーグ戦での直接対決は、2010年10月10日(日)第1試合=11時試合開始@国際武道大学第1体育館)。

東西インカレ2010決勝(2010年8月8日:つくばカピオ

東海大学 3-1 中央大学

25-23 19-25 25-17 25-13
C)27石井 8千々木 4長山 14渡邉 10白岩 21傳田 L2高橋賢
T)25深津英 1八子 12塩田 15小澤 23星野 22阿部純 L20大矢

サーブは中央から。そして東海はどのセットもサーブが八子からになるように順番をずらしていた。だから、常に八子の次のサーバーは千々木。

前日の戦いぶりは対照的だった。ともに西日本インカレから勝ち上がってきた西のチームとの対戦であった土曜日だが、愛知大学と途中まで競り、緊迫した状況もあった中央大学と、福岡大学をまったく相手にしなかった東海大学。これはおそらく相当力の差が発生してしまっているのかな…と思っていたところ、決勝戦は予想以上に緊迫した一面もあり、途中までは、予想以上に競り合う展開となった。

つくばに行く直前に負傷したセッター・高橋駿を欠いた中央は、春以来ほぼ交互に控えに入っていた1年生セッター2人(森・石井)のうち、この大会では石井をスターティングメンバーに持ってきていた。また、東日本インカレで負傷して以来別メニューでの調整を行なっていた辰巳、東日本インカレ後戦列を離脱していた岡村のところにはそれぞれ渡邉、傳田が入った。一方、春リーグ終盤に負傷し、パンパシもあって戦列を離れていた千々木が久々にこの大会からスタメンに復帰していた。

一方の東海だが、結局この翌日から全日本合宿に合流した八子と、同様にパンパシに出場していてチームを離れていた星野が戻ってきていた。初日には同じく安永も出場していたのだが、福岡大戦の第2セットに手を負傷してしまい、そのまま阿部純也と交代。と、それぞれに、東日本インカレほどではないが、大手を振ってベストメンバーです(キリッ)とは言い切れない状況ではあった。

しかし、試合は何ともいえず熱かった。
つくば開催で初めて筑波大学が出場しない大会となった今回、全席有料で行なわれたのは初めてだったこともあり、観客動員はそう多くはなかったのだが、そんな中でつくばカピオ内に「うねり」が起こる瞬間が多々あった。ことに、序盤2点ほどのリードを保った東海が、追う中央を何度も何度も振り切って接戦をものにした第1セットと、中央が序盤から細かくリードを広げ、サーブで崩す東海に耐えつつも切り返したり、逆にサーブで攻めたり、効果の高いブロックを見せたりして、一気に取り返した第2セットは、非常に印象に残った。
尤も、残り2セットは、中央の息切れ急、東海が畳みかける展開になったわけだが…(今更メモを見返して)え、星野のサーブすげぇ…八子も…

かくして、東海は「8月8日」という、キャプテンの苗字を思い起こさせるその日に、昨年から数えて「8冠目」を達成した。
中央は2位。手応えと差分の大きさとを両方味わったのだろう。

夏の終わり…?

実は東西インカレが終わってから、ずっと、ハイクに書かれていた記事を拝見しつつ、いろいろ考えを巡らせていた。→... これだけじゃないが最近よく目にするし、自分も思うところ。 東海... - Long Bookmark Coment - marron0629 - はてなハイク
現状、東海は確かにつよいのだが(誰が居る居ないというレベルの話ではなく←それはあるにせよ、チームの在りようとして、現状においては他のチームとひと味違うというのを感じざるを得ない)、この秋、その東海の牙城に迫り、それを脅かす存在が出てくるのかどうか、ということを、しみじみと考えている。
東日本、東西と見せ場は作ったけれど敗れた中央か、春リーグ、東日本インカレとアクシデントに見舞われた順大が、その面白いバレーを夏の間にブラッシュアップし、更に高いところで挑んでくるか、あるいは日体は、明治は…(筑波…と書こうかなと思ったが、そういえばジュニアで多々抜けるっぽいからそれは難しいかなぁ…と思ったが、実は東海と当たるのはジュニア合宿前の初日なのか。おおっ)
東西インカレの戦いから3週間、各大学が、合宿等を経てチームを仕上げていく「夏」も終盤にさしかかってきた。あとは、各大学、コンディションを維持しつつ、どう戦うための準備を進めていくか。
蝉の声が悲鳴に変わりつつある今になって、あの戦いを思い起こしつつ、いろいろ考えるのであった。

なお、東西インカレに出場し、対戦した「西」のチームの多くの選手が出場した西日本5学連対抗戦は、本日終了した。中国学連選抜が優勝したと聞いた。
この大会には直前まで行こうかなと思っていたが、結局諸事情により自重した。残念だ。またレポートなどを追ってみようかな…

*1:WL予選はそもそも無理っぽかったし、実際無理だったし

*2:ことに浅野弟小澤直接対決になる東海-愛知とか