/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

記憶の鍵としての背番号

背番号 - Stay Foolishにも書かれているように、バレーボールでは背番号そのものにおおきな意味があるわけではない*1
背番号というのは、所詮、素早く選手を識別するための「数字」でしかないわけだが、だからこそ、数字そのものに妙な意味を感じてみたり、数字から何かを読み取ろうとしてしまう。

大学バレーを暫く見ているうちに、背番号をキーに、当該時期の状況そのものを記憶することが増えた。昨シーズンの「15番対決」など、まさにその一例であった。ソレより前には、育ち盛りの2年生が故郷の大先輩(大学は違う)と同じ番号になったのだな*2…としみじみした、なんてこともあった。数字そのものに意味はないが、ついつい数字の上に字を書いてしまいたくなるのは、毒にも薬にもならないマニヤのたしなみなのかもしれない。

例えば。現在キャプテンをしている4年生の、4年間の背番号変遷を追ってみる。
1)28→22→10→1
今年キャプテンになって初めて背番号が奇数になったんだなぁと思ったら、
2)42→24→12→1
高校いっしょのこのひともそうなんだ、とか。
3)14→13→8→1
とは、この大学で1年から2年になるときに背番号が1しか減らなかったのはびっくりだなぁと思ったが、そういえば今年「1年から2年になって背番号が増えた」選手も見かけたなぁ(この大学ではない)とか。
たまにどっちがどっちかわからなくなるのが
4)29→19→13→1
5)29→23→14→1
だなぁとか(ちなみにこのおふたりは、同じように、他のチームメイトと別の色のユニフォームを着る)。あらま、4)のひとはずっと奇数じゃないか。

実は確認のために数年分のプログラムを紐解くと、あああのときこの番号であああああ、みたいな記憶のかけらがじゅわーっとしみ出してきた。それぞれの年に、それぞれの選手が、ひとつひとつ何かを刻んできたことの証なのだろう。

なお(下位のチームに多いと聞くが)、関東2部にも「背番号が4年間固定」のチームがある。となると、そのキャプテンの背番号の変遷は
6)10→10→10→10
なんてぇことになるのだ。これは「そういうものなのだなぁ」ということがわかるのだが、そういう運用ではないにもかかわらず(注:下記選手はキャプテンではない)、
7)24→8→8→8
になったりするのも…ある意味すごいなぁと思う。

…1)〜7)が誰なのか、は、追ってハイクあたりに。→書いた

*1:愛大の「意味の持たせ方」はブコメで初めて知った。そういうのもあったのか〜と唸った。深い

*2:清水が東海2年で24番になったとき。24番といえば中垣内を最初に見たときの記憶