「差」と「違い」
熾烈な4強争い | バレーボール日和 | スポーツナビ+を拝読して、素直に思ったこと。
…んまぁ、それでなくても、今季に入って「V・チャレンジリーグ」のあれやこれやについてのレポート・考察を、いろいろなブログで見ることが出来るようになったのは嬉しい。注目が集まりつつある割に、目に見える「観客数」の数字に反映されないのは何故だろう(この件別記事で)…と言う疑問はあるのだが。
プレミアとチャレンジの差はなんだろうと考えました。
まぁ「反射」といってもいいような反応をするのは大人げないと思っているのだが、正直、この一節に、大人げない反応をしてしまいそうになった。見る人そのひとのホームポジションがどこで、そこからどの位置に見えるのか、というのは、表現に露骨に出てしまうのだな…(当方も、いつだか逆の指摘をされたことがある)。
そりゃチャレンジのチームはなかなかプレミアのチームに勝てない。大学だってそうだ。力の「差」はあるのだと思う。しかし、プレミアとチャレンジを並べて眺めるとその「差」という、どちらかを上に、どちらかを下に置いての表現ではなく、「違い」のほうを大きく感じてしまうのである。
「違い」として目に見えてしまうものを思い出すままに列挙すると、こんな感じになるかと。
- チームの構成員における、バレーボール競技とそれ以外*1に割く時間の割合
- 練習時間
- 試合をおこなう場所へ移動するタイミング(多くのプレミア所属チーム*2では前々日入り。チャレンジでは前日or当日)
- 競技活動の優先度
- チームの平均身長
- チーム構成人数
- 外国人選手の有無
- 試合会場の規模、環境、入場料金
- 試合会場での応援光景
- 試合後のファンサービス
そして、カテゴリだけでその「差」はもとより「違い」も見分けられないのは、それぞれのチームや選手がバレーボールに寄せ、バレーボールに注ぎ込む想いそのものである。
V・チャレンジリーグでは、試合ごとにチームの構成選手が異なることも珍しくはない。しかも、選手の身体的コンディションのみが理由ではない。正直、戦術を語る以前にいろいろクリアしなければならない場合もある…かもしれない。
戦術的なことを語る以前に心を揺さぶられている。それでは足りないか。
わかっているんだ…わかっているんだけれども、言葉にならないものがお胸をもにょもにょするのだよ。そういうときに読みに行くのはあのチームとその選手のブログ。土曜日に見られるのを楽しみにしている(今週日曜日はちょっと怪しい)。