/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

関東大学1-2部男子入替戦雑感

中央が残って筑波が落ちた。
慶應は上がったが国士舘は上がれなかった。

実は、逆の結果を受け容れる覚悟はあった。というか、逆の目に振れることばかり想定していた。ここが入替戦の怖いところである。こんなことは以前もあったなと思ったら、丸2年前にあった。このときは法政が残り、武大が落ちた。そういえば、このとき初めてコクシレンジャーを見たのだった。
[コクシレンジャー2009秋]

今季の2部にかなり高い関心をもっていたことと、新型インフルエンザ禍による終盤の1部中止の影響とが相まって、今季2部の試合を4日程見ることが出来た。2部では国士舘は全勝で突っ走り、宇都宮と慶應が激しく2位争いを繰り広げていた。結局、宇都宮は最終週を前に正セッターが故障し、その影響か連敗したことで、慶應が僅差で2位に食い込んだ。今にして思えば、宇都宮にとっては序盤に中央学院に敗れたことが大きく響いてしまったなぁと。慶應には2つ勝っているわけで。

慶應は、見た限りでは速くてダイナミックで若くていいチームだと思っていたが、ここで筑波はなんとかなるだろうと思ってしまっていたのは、筑波の1部後半の追い込み(記録に残らないものを含めて3連勝)を受けての過信と、届かなかった宇都宮に対する過度な思い入れゆえだったのかな…何となくそんな気がする。
あと…どうも、筑波にしては、と謎なのだが、慶應のデータをどの程度取れていて、活かせていたのだろうか、というのはある。筑波のデータ班を2部で見かけた記憶がなかった。それは、ちょっと謎だった。
★F

よく「中央はインフルエンザの影響を受け、戦力が低下していただけで」という感じの記述を、入替戦後にいろいろなところで見かけた。キャプテンはじめ複数名が罹患したと聞くし、その要素は少なからずあったのだろうが、果たしてそれだけだっただろうか。リーグ戦8試合(あ、見たのは7試合だ)とその後の天皇杯予選を見た限りでは、今季の中央はかなり深い迷いの中にあったように感じられた。このまま入替戦に突入した場合、「決めきれない中央を国士舘がしつこく拾い、高いブロックが捕らえ、じわじわと追い詰める。そこに大応援団が追い打ちをかける。あーきらーめーまーしょうー…あああああああああ(と、パッと飛び起きる)」というような展開があるのではないか、と、闇雲に不安に駆られたものであった。

終わってみれば、第1セットの終盤にこそそんな不安に繋がるシーンがあったものの、それを振り切った中央はようやく我に返ったんだろうな、そういう結果になった。課題であった(?)大応援団対策も、寮のおともだち軍団を筆頭にかなり強烈に応戦する勢いがあって、見事に出来た(コクシレンジャーに「親孝行しろよ〜!」と叫んでいたのは噴いた)。この日の中央を見て「このバレーをリーグ中からしておればなぁ」と、(入替戦を見るときにそう思うのはタブーなのだが)ついつい思わずにはいられなかった。
★F

国士舘は、なんだか2部で見たときの国士舘よりも苦しそうに見えた。全勝だったが、ひとつひとつの試合を振り返ると、それぞれを楽に切り抜けてきたわけではなく、目に見えないダメージが蓄積されていたのだろうか。来季も2部ということになるが、これがまた。1部からくる筑波のみならず、宇都宮、駒澤、専修…など、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。

つーか来季の2部観戦回数また増えそうだなぁ。カレフェスかもーん。