/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

体育に横たわるモノ

香川県高松市周辺でスポーツカウンセラー・スポーツメンタルトレーニング指導士の資格を持った方がいる心療内科を探しています。 香川になければ、四国四県、大阪、神戸あたりでもかまいません。 できれば、競技以外の分野にも詳しい方を希望します。
難しい質問だったのだが可能な範囲で回答をした。
何が難しいのかというと、医学と体育学の境目というか、何に軸を置いて活動している人が、この質問をした方など(この「など」には当方自身も含まれると思われ)の助けになるのか、ということの見極めがである。

最後の一文をちゃんと咀嚼せずに書いたような回答になってもーたので、結局医師としてこのあたりのことを標榜しているひとたちも「スポーツ選手のメンタリズム」とかそういうところを主軸にしちゃってて、微妙に役に立たないのかなぁとか不安に思い始めているのは事実である。
大学で体育学やスポーツ学を専攻する人というのは、その多くが選手だったり選手経験者だったりして、おそらく「普通に体育の授業についていけない人」のことは考えにくいのだろうな、とは、自分自身の経験上からも想像可能である。
幸い当方の師はスポーツ的にはすげーひとであるにもかかわらず、そのあたりの機微をしっかりつかんでいらした方であった。当方が取ったスポーツ科学科(当時)の単位「レクリエーション」*1でついた成績に対して、「まぁしゃぁないわな」と思っていた当方以上に憤慨されていた。「先生は、この科目の重要性とかポイントとかをわかってない」と。抗議するとおっしゃったのを必死に止めた。
この科目は、(おそらく)レクリエーションを地域で指導するとかのために、さまざまなニュースポーツ(と呼ばれていたモノ。ターゲットバードゴルフとか)を実習するという内容のモノであったのだが、なんか妙にえれぇ五輪選手とかそのくらすのえれぇ方々とご一緒した記憶がよみがえる。かの方々には朝飯前程度で出来ることが、当方には大きな壁となっていたのだが、おそらくそれはその方々にはわからなかったのだろうなぁと今でも思う。実地にはそういう人間がおらんわけではないのだろうに*2
此処をご覧になる体育の先生とかそれを目指す方とかはいらっしゃるのだろうけど、実際「体育」ってどっちの方向に行くのがベターなのかなぁと思うことはある。「生きる力」を養うのであれば、今そこにある「体育」とは別の方向性があってもよいのかなぁと思うことはあるのだろうけど、体育の先生って体育が得意な人しかならんのだろうしなぁ…(異論あればむしろありがたいです、これは)。

関連(?):実は逆上がりが出来ません。 - /ja あやつる YmrDhalmel

追記

別件ではあるが必ずしも別件ではないぞ、ということで、問題の背景を別の視点から|ふじなまさきなまの「俺は強い」を興味深く拝見した。
ちょと長い引用ですみません。

日本協会*3日本体育協会も 「体育」 をやっているとは思えない。
競技スポーツの総本山として、各種目とも世界で勝つためのことを考えているような気がしてならない。
それは 「体育」 とは異なる目標設定であり、機能なのだ。
そして、下手をするとその感覚がそのまま 「体育」 で語られるから、
「スポーツの不得意な者」 がダメな生徒とされ、
不得意な者は体育が嫌いになる。
多くの人たちを 「体育嫌い」 に育てているから、
日本のスポーツは、 「個人登録」 せず、 「スポーツエリート」 を評価せず、
「有料ではスポーツを楽しまない」 人々を作り出してきてしまったのだ。

教育現場で体育を教えている(この文脈ではちょっととげっぽいw)先生がこの認識を持って日々すごしていらっしゃるということにただ感謝立礼。

なんで体育苦手(嫌いになったかどうかは微妙)だった当方がここまでマニアックに観戦するようになったのかそのマインドは謎。
ただ(具体的にどんな職業でというのはさておき)、コレを何かに活かせないかなぁとはいまさらながら考え始めた。

*1:当方の大学当時の専攻。アメリカなど海外の文献を多々読んだ

*2:とは思ったが、ここまで酷いのはおらん、ということだったのかなぁ、と、そのときは思っていた

*3:日本バレーボール協会