/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

マジで美味い部屋のちゃんこ

プロ野球でも相撲部屋の話が出たけど - 日常ツバメガエシの記事(と、その手前の小野寺選手の件)を拝見しつつ、去年初めて某部屋で稽古見学→ちゃんこをごちそうになったときのことを思い出した。

朝の稽古が終了後、当方などが食事をする大広間にて待機する間、ちゃんこ番の力士(ほか、この部屋ではほぼ総出だった)が仕込みを始める。調理場にはスーパーの大きな袋がいくつも並んでいたように見えた。この部屋の近くには肉に定評のある業務用スーパーがあり、多くの食材はそこで調達していたようであった。

その日は塩ちゃんこ。肉と野菜のバランスは絶妙であり、また味付けも濃すぎず薄すぎず香りが出てきていて良い感じ。「ちゃんこ」というのは鍋ばかりではなく、力士の食事全般を指す言葉であり、それを証明するがごとくサイドディッシュが何点か。ぜんまいの煮物が美味しかったなぁ。

当方のような客人はちゃんこ「鍋」を味わっていたのだが、力士は鍋を味わう以前に、この鍋を触媒(?)にごはんをいっぱい食べるのがシゴトなのだそうだ。伺ったのが、あまり大柄な力士のいない部屋だというのもあったのだろうが(これがアンコ型の力士だとどうなるのか、は、ちょと興味深いが)。

部屋の親方は、このちゃんこの味付けに関しても師匠であるらしく、まず食事の準備ができたら給仕され、一口運んだ上でちゃんこ番をほめたりアドバイスしたりしていた。尤も、この度合いについては、親方の下積み期間の長さや経験などによって違いがある*1のやもしれぬが。
力士が下積み中にちゃんこの修行をするのは、いわゆるセカンドキャリアにつながるところもあるのだろうというのは、常々思うところではある。

そういえば井上康生選手といえば、もともと栃東人脈(?)には在るようで、栃東ブログにこんな記事が。てかこれほんとにすごいメンバー。ユーミンは化粧まわしを贈っているし栃東は強行出場ということでちょと気懸りではあるのだが、なんとか無事で15日を回ってこられますように、である。

*1:出世が早かった人の場合、ほとんどちゃんこ番などの経験がないこともあるわけで