/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「東京体育館1000人」は谷間の姫百合(違)か

前記事(というよりも書きさし)にいろいろなコメントやトラバをいただいた。そこで、書いた際には気がつかなかったこととか、その後気になって調べてみたこととか、いろいろあったので一度まとめてみる。
当方がこの件について必要以上に気に懸けてしまった理由は、現在応援しているチームが「必死で(内定選手をその先に出さずにキープしてまで)上がろうとしているその先の状況としてそれはないだろ」という一点であった。それで聞く耳の大きさが小さくなっていた点は否めず、今は反省している

1/13-14東京体育館の試合および観客動員数(公式サイトベース)

日程 男女 試合 動員数
1/13(土) 男子 豊田合成-大分三好 2,000
_ 女子 東レ-JT 3,500
1/14(日) 男子 パナソニック-大分三好 1,000
_ 女子 デンソー-トヨタ車体 1,500

ちなみに、東京体育館のメインアリーナは最大10000人動員可能(→参照)。
やけに出場チームがばらばらしている(三好さんを除く)のには理由があった。
この土日、関東地区では川崎(とどろきアリーナ)でNECのホームゲームが行われており、男子では豊田合成パナソニックがそれぞれNECとの対戦を行なっていた。女子に関してはNECに加えて越谷での武富士ホームゲーム、かなくぼ・ひたちなかでの日立佐和ホームゲームがあった。ちなみに土曜日のデンソーは越谷、トヨタ車体ひたちなか、日曜日の東レは川崎、JTは越谷で試合を行なっていた(ちなみにNEC男女のホームゲームに関しては、こちらの記事にぐぐっと来た。うーむ)。
つまり、この東京体育館での開催は、実に男女合わせて3箇所(4チーム)で行なわれたホームゲームの緩衝材的な日程になっていたのである。この3箇所(4チーム)というのは関東にあるぷリーグのチーム数と同一であり、そりゃチームがこの試合を盛り上げる立場にあるわけがないのである。
ホームゲーム制を中途半端に導入して運用している現状の問題点がもろにでてしまっているこの会場・日程で、最大10000人入る会場にどのくらいのひとに来てもらって楽しんでもらえるか、その音頭取りをしているのは誰なのか。
日程を組んだ時点で、日程を組む者にそのあたりの危機感があったのかどうかというのは怪しいし、そもそも危機感を持っている人間がどの程度いるのかというのも怪しい。都協会もこれじゃ動きようがないだろうと。

幸い試合自体は非常に盛り上がり、1/14の1000人の中には次回どこかでこのチーム(殊に三好さん)を見よう、と思った向きもあったのだろうと思われることは数少ない救い。
誰がプロモーションするとかCMするとかそういうことはもしかするとバレーにとっては逆効果なのかもしれない。見た人たちがイイヨイイヨ〜で次の試合にまたひとを連れて行き、という方向性がベストになっちゃうのかも。
#余談だが、此処に三好で検索して来ている方も増えた。

じゃあこれから

以前(TUV講演概略 - 別館TUV - Group TUV(仮)@Hatenaに書いた)、TUVの松田CEPは「各チームが自社のこと主体でしか考えられない状況が続くのであれば、Vリーグ自体が先細りして持ちこたえられないのでは」と言っていた。実際にはもう少しきつい口調であったとも記憶している。
Vリーグでは、去年、ファンからも人材を募り、ワーキング委員の活動というのも行なわれていたようであるが、その活動の成果はどこにフィードバックされているのだろうか。Vリーグ機構がイベントライブラリーを制作 : ばれにゅ☆どっとねっととかは憶えているが、実際に機構がサイトにサンプルとして出していたのが「キッズエスコート」ってなんだろうと思ったし。
なんか昨日も別記事で書いたような気がするのだが、こりゃ坐して何かを待つしかないのだろうなぁ(´〜`)
すみません、「有限責任中間法人」ってどういうものなのかもうちょっとベンキョーしてきます…たまに目に汗がにじんできて、モニタに「有限無責任法人」って表示されるように見えるのはなんでだぜ。

ほか、参考になったエントリーなど

http://volleyball-news.seesaa.net/article/31716828.html
■観客1000人:2007-01-19 - 1000万人都市の片隅から
珍しく真面目に考えてみる - 日常ツバメガエシ
感謝に堪えず。もうすぐ出かけないとなので補足は(あれば)帰ってきてから。