/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

開幕だったり、新加入のお知らせだったり

なんだかバタバタしておりまして。ちょと個人的にぺこんとしている案件もありまして。んまあでも元気でし。空元気というやつ。

 

新生V.LEAGUEが開幕した。10月26日の開幕戦は、妙にシゴトがたてこんだというか仕事場に常駐する某V2チームでお馴染みの会社の方々の最終退出を待ってというか…で、帰宅したら20時くらいという状況で、途中からBSで見た。ムセルスキースゲーはその場の合言葉として(実際に深みを感じてはいた)、JTのリューさんと途中から出ていたという武智の存在感を感じていたりした。現地にいたわけではないので、ビールがどう売られてどう売り切れていたかとかそのあたりのことには明るくなかった。試合を最後まで見たら(てれびでも)22時を回っていて、これは、もし開幕戦を見に行こうとしていたとしたら、どういう旅程を組んでいたものかと考え込んでしまったのだ。

土曜日は北海学園大で大学リーグ1部1巡目の最終日。朝からえらい雨が降って、学園に向かう道すがら、家の周りまで避難所が設置され、何度となく(試合中にも容赦なく)自分の携帯電話を含め四方八方からアラートメールの音が響く状況。実は、せっかく充電したカメラの電池を家に忘れてしまい、第1試合途中でカメラが虫の息。北海学園-北星学園戦は序盤北星が2セット先取するという展開。ほくせいたのしーと言いつつ北海学園の逆襲を見届け、無事(?)学園が勝利を収めたのを見届けて、やっぱり家でリーグもみたいなあということもあって帰り、その後GAORAなりDAZNなりを見ていた。日曜もそうした。

大分三好ヴァイセアドラーは久しぶりのトップカテゴリ参戦にあたり、トップ初お目見えだったVC長野とどういう試合になるのか。そこは非常に興味深く見守った。両者の差が主にベンチワークに見えてしまったところが、どうにもせつなかった。自分がその場所で見ていたときと同じようなことを繰り返しことばにするような状況は、あまり考えたくなかった。

各チーム、各会場、各試合、どんなふうに見えて、見せられて、そこから感じ取れればよいのか。いろいろな事情や問題がよこたわり、それをほぐすようにしていかないとみえないことがたくさんあって。バレーのことを考えててバレーをたのしみにしているだけならいいのに、というようなことも、そこには待ち構えていて。

そんなさなかに、サフィルヴァ北海道のV.LEAGUE参加が承認されたという報せが飛び込んできた。ここからこのチームがどう進んでいくのか。そこも。成り立ちも活動基盤も地域も違う2つのチームが、北海道に並び立つのだなということである。あらためて。

ホームアンドアウェーの安堵の先

ホームアンドアウェーは、アウェーの存在感があってこそのホームアンドアウェーなのだということを、改めて感じた次第。

きょう、新リーグのオープニングマッチを控えたサントリーサンバーズが、その主催ホームゲームについて打ち出した(が、撤回した)、「アウェーチーム関連の応援幕は許可しない」という件について、SNSで1日のあいだに多くの意見が飛び交った。いつもの水曜日とちょっと様子が違うくらいに飛び交った。

この件には、横断幕をつくるひとの想いとか張ることと応援との関連性とか、その告知が為されたタイミングとか、いろいろ論点がありげだが、個人的には、たとえそこに自分が張ろうとしている幕がなかろうと、事前に告知が為されていようと、やっぱり違和感があったなあと思っている。

ホームゲームを前面に打ち出していると、どうしてもホームの勢いは強くなるし、ホームチームは、ホームの空気を濃くしたいと思う。のはわかる。ただ、そこにアウェーチームとそのチームを応援する方々がやって来て、その場で戦おうとしている以上、たとえその割合が小さかろうと、アウェーチームが支えている部分は、そのゲームの景色の中にはあるのだと思っている。アウェーチームの選手の名前を棒読みで読み上げるのと(そしてホームの選手の名前は巻き舌で)、読み上げないのとの違いがあるくらいじゃないのかなと、今回の件は。ホームアンドアウェー方式を先行しておこなっている各競技においても、ここまでの取り組みはないんじゃないのかなと。

サントリーが修正して打ち出してきた方向性である、幕を掲出する場所を区切るというのが、恐らく現状では妥当な方策なんだろうなとは思っている。

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天皇杯のサンガイア 2018

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天皇杯天皇杯でも、関東ブロックラウンドに行ったのはほんとうに久しぶりだった。2014年、千葉・大網白里(メイン東金との2会場開催)でおこなわれたとき以来で、このときはサンガイアがブロックラウンドを突破してファイナルに進出したのだが、帰りの飛行機の時間の関係で、ファイナル進出の瞬間は見られずに会場をあとにした。新入団が発表された浜田翔太(現・埼玉アザレア。今回いっしゅんサンガイアの近くで拝見するなど)サンガイアでのデビュー戦、でもあった。

dhalmel.hatenadiary.jp

関東ブロックラウンド、そのときそのときの関東の粋を集め、非常に濃密な時間であるゆえ、見に行くにはそれなりの体力と持久力と精神力が求められる。また、ちょうど北海道での大学リーグその他が開催されて大詰めという時期にも重なるので、暫くご無沙汰してしまっていたのだった。

今回のサンガイアを観るにあたり、ひとつ気になっていたことがあった。夏のサマーキャンプ(頭痛が痛いみたいな表記ですね)以来、思いがけず長い離脱になっているひとのことである。サマーキャンプやら留萌やらでお見かけしなかったのは、代表選手でもあった国体との絡みなのだろうとばかり思っていたのだが、その後もチームで見かけぬままであり、この天皇杯にも帯同していなかった。予定していたキャプテンが交代ということになったのも、それなりにのっぴきならない事情が横たわってはいたのだろうと思いつつも、そろそろリーグに向けて、現在こういう状況だがこれからこうなるのだという展望めいたものを、ちゃんとチームが露わにして欲しいという気持ちにはなる。このチームに限った話ではないが、上手く言えない事情を抱えているときに、上手く何かを伝える方法というのを、ちゃんと模索して実践して欲しいものではある(きょねんのいまごろのとあることを想いながらちょっと遠い目になる)。

先だって発表された新入団5選手にもそれぞれの事情があったりして、天皇杯メンバーには加わっていない。

ということで、天皇杯でのサンガイアは、選手11人での参戦であった。留萌ではお見かけしなかった都澤みどり監督、五十嵐元コーチがベンチにという状況にはなっていたが。11人といえどポジション別の人数にはけっこうなばらつきがあり、アウトサイドはふたり、されどセッターは3人、みたいな。前季からふたり退団したリベロは、これまで割と守備的ユーティリティーな起用の多かったポジションしゅうていこと桝谷。など。

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Dブロック1回戦で平成国際大学クラブ(実体はおそらく大学生)にストレートで勝ち、勝ち進んだ試合で、前日リーグを終えたばかりの日体大にストレートで敗れた。リーグを控えての大事な公式戦は1勝1敗、ブロック準決勝敗退、ではある。結局代表決定戦まで進んだ富士通を含めV2/V3勢はファイナルに進めず、大学4つが関東ブロックラウンドを勝ち進んだことになる。

サンガイアにとって、ここからリーグの開幕にどう繋げていくか。関東ブロックラウンドの結果が出た以上、次なる焦点はそこになる。冒頭に書いたことを含め、不安に思うことはある。不足していることもあるのだろう。ただ、前にも書いたが、やっぱり、今のサンガイアには、なんだかわくわくさせられるものがある。数少ない選手の、されどひとりひとりの全身から、溢れるパワーを感じる。ひとつひとつ乗り越えながら前に進んでいこうという温度を感じる。久しぶりに前のめりになってこのチームを見ているような気がする。

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次は開幕でね。その言葉に何かが漲ってきたような感触があった。

V2リーグ開幕まで3週間を切っていた。

土曜と日曜は別の場所

次回は11月10-11です(あれ

 

さる日曜日(昨日ともいう)が天皇杯関東ブロックラウンド。ということで、土曜日は北翔で1部リーグの3日目、そのまま海を渡って日曜日は所沢へ。

土曜日に見ていたのも日曜日に見たのもバレーボールなのだが、いろいろな背景や造形はちょっと違っていて、それでいて、いろんな線で土曜日と日曜日は繋がっているのだなあとしみじみ思ったりするのである。

こうしているあいだにもじわじわと思い起こすことがあふれるので、また追って。

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迎えながら見送ったときのことを思い出し、そして開幕は迫る

この前、V.LEAGUE公式サイトのチーム紹介を眺めながら、不意に、「ことしのサンガイアって、2013/14の始まるか始まらないかという頃を思い出すなあ」と感じた。何がどう似ているのかはわからない。恐らく、その人数の少なさと、期待と不安がどちらもおそろしい振れ幅になっている中で、そこにいる選手たちのまっすぐな想いが伝わってくるところが、なのだろう。あのシーズン、実は一番よく燃えているところで見つめていたかたが、「ことしのサンガイア、すごくいい」と、前のシーズンを観戦出来なかった自分に声をかけてくださって、実際に見られたのはシーズンも半ばを過ぎた年明けだったのだが、そこから改めてずぶずぶとこのチームに嵌まり込んでいった、そんなシーズンだったんだよなあと。

このときのサンガイア、登録選手数が最終的には14名だった。13名でスタートしたシーズンの途中、雪の中でおこなわれたつくばカピオでのホームゲーム翌週からひとり追加登録になって、それでもギリギリの戦力で戦いきったシーズンだった。どうにもこのシーズンのことがアタマをよぎり、それよりも少ない登録選手数の中、このままシーズンを戦いきれるのだろうかとちょと心配になり始めていたところだった。

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新加入選手が5名決まったという報せが、チームの公式サイトから届いた。まだまだ大学でのシーズンを残す選手もいるし、全員揃うタイミングがいつになるのかはわからない。されど、そこにはひとつの大きな希望を持つ。サマーキャンプや留萌で見た選手もいたりして、そこでチームに融合していくさまを想像したり思い出したりしたことを思い出して整理してみたりする。

そこが厳しい道のりであるとしても、それぞれがひとつひとつ役割を果たし、チームとしてこんなんを乗り越えていけるようにということを、やはり切に願うのである。

そして、新加入選手の報せと前後して、あの2013/14シーズンの途中加入選手であり、この春にサンガイアをあとにした選手の移籍先が発表された。ひとつひとつをこのチームで積み重ねていったその先、タイでの柳川チャレンジに、そっと目を閉じて乾杯を。

ちょっとだけユニフォームがかわって、そのかわったユニフォームで初めて戦うのがこの週末であるという報せも届いた。今季初めての公式戦である、天皇杯関東ブロックラウンド。期待と不安が入り交じる中に希望を振りかけていく。それをたのしみにしてみる。たのしみにできるのは、始まる前の特権である。